両岸対決

さて、前回の記事でお伝えしました通り本日はアジアシリーズGAME1、統一ライオンズvs天津ライオンズの「獅子隊(ライオンズの意)対決」を観戦して参りました。平日昼の試合で日本戦ではない事もあって開場時間の11時(試合開始は12時)に着いても入場列は数える程度しか出来ておらず、いかに注目度が低いかが伺える試合ですorz

今日は一人で観戦なので中へ入ってからは適当に写真撮ったり雑誌読んだりして時間を潰していたのですが、去年と何か雰囲気が違うなと思ったらチアリーダーのお姉さんがいない。例年なら試合前から特設ステージで練習とかしているもんなんですが、今年からは控え室でも出来たんですかね?あと中国側に現地から来ていると思われる応援団がいる事。

リーダーらしき男性一人が掛け声やら旗を振っていて、ツアー客だか日本在住だかは定かではありませんが中国人女性(身なりは完全に中国人でした、リーダー以外の男性は皆無)と思われる10〜20人前後のプチ団体さんの黄色い声援が飛んでいたのにはちょっと驚いた。もし本国から来たのなら選手・球団関係者か富裕層の野球ファンなんでしょうね。



何やらプラカード持ってる天津側の女性軍団と応援団長?の男性が旗を振ってます。


試合前の選手紹介にはチアリーダーとマスコット達も揃って登場。今年はキャラが増えた。


天津ライオンズのスタメンです。苗字の最後がUかOかGしかありません。作戦か!?


統一ライオンズのスタメン。漢字文化圏同士なんだから英語にしなくても良ような…。


そんなこんなで両国の国歌斉唱…と言っても統一ライオンズ側は国旗歌でしたが、それも終わりいよいよ幕を開けたアジアシリーズの初戦、統一ライオンズの千発は右腕林正豐。対する天津ライオンズの先発は投げる寸前に手首をグリっとひねるような変則投法で投げ込んでくるサウスポー。1回は両チームとも無得点でしたが、2回表にはなんと天津ライオンズに先制されてしまう。ヒットを立て続けに打たれてしまいあっさりと3点も取られてしまい全くの予想外の展開にスタンドも異様な雰囲気に包まれる。

この統一の先発ピッチャーは見た感じ長身から投げ下ろすタイプみたいですが、ストレートで押し込むと言うより130〜140km台前半の変化球球を上下内外に散らしていました。が、体の大きい選手があんまりいない中国野球は逆に意外と細かい技をうまく使って来たりするので、どうやらこの手のピッチャーが得意らしい。4回表には更にヒットと守備の乱れで1点を追加されてしまいますが、逆に統一ライオンズは球の出所が見えない変則投法に悪戦苦闘していた模様で、なんと4回裏にチームの主砲、4番の布雷(ブーレイ)ことブリトーのレフト前ヒットがチーム初ヒットと言う苦しい展開。



手首をくねらせながら変化球を自在に操る天津ライオンズの先発ピッチャー。


去年に引き続き今年もスポット参戦中の高橋由伸。人気も実力もさすが。


打率5割でホームランが0本って…。中国リーグは試合数が少ないのでこれが普通だそう。


今年もこやつが東京ドームで大暴れ!?してます。体が細いので小回りが利きます。


名前はチーム名よろしく「萊恩」です。中国語でも日本語でも発音は「ライオン」です。


が、5回裏にようやく試合が動きました。劉芙豪のソロホームランで1点を返すと四球でランナーを出し、一番の11年目のベテラン黄甘霖と、アジアシリーズのみスポット参戦している読売ジャイアンツの高橋由伸(今大会での登録名は「潘武雄」)のセンターへの連続ヒットで合計3点を返えす。

この時点でまだ天津ライオンズが1点リードしていますが、統一はその後もヒットや四死球で毎回塁には出るものの、あと一歩が出ない。確か去年の記事にも書いたと思うのですが、中国は本当に着実に実力を付けてきている模様。去年と同様に守備の不安もほとんどなく、ファールで粘るシーンがあるなど「野球」と言うスポーツがだいぶ浸透している様子でした。しかもこれが中国代表ではないのだから驚き。単独チームでも台湾と互角に戦える程度の実力を付けて来てるわけですね。13億もの人口を抱える中国にはどんな逸材が眠っているか分からないので、「どうせ中国でしょ?」と高をくくっていてはいけません。



布雷ことブリトーの応援。このように手に持ってる物(なんでもok)を外野方向へ向けます。


チアリーダーのお姉さん方は季節に似合わず超萌え姿で登場。中には去年と同じメンバーも。


彼女達もブリトーが登場すればこの通り。こんな際どい格好しちゃって良いんでしょうか。


結局4-3で迎えた9回裏2アウトランナー3塁の場面で代打の郭俊佑がレフト線に引っ張り、なんと最後の最後でようやく同点に追い付く大仕事をやってのける。このまま延長突入か!?と思われましたが、次の打者がデッドボールを食らって尚も2アウト1・2塁と言うサヨナラのチャンスに打順が回ってきたのは高橋由伸。せめてヒットでもランナーが帰ってくるかも知れないと言う場面、スタンドの誰もが固唾を飲んで見守っていましたが、思いっ切り振り抜いた打球はセンター左へ飛び込むサヨナラスリーランホームランと言う誰もが予想していなかった奇跡の逆転劇で、アジアシリーズ初戦は7-4で統一ライオンズが劇的勝利を収めました。

いや〜それにしても今日の試合は最後まで本当にわかりませんでした。単独チームで台湾プロ野球優勝チーム相手に互角に戦う中国。それも9回2アウトまではリードしていたわけですから、日本や韓国の前に思わぬ刺客が現れましたね。最後は結局、実力云々よりも「勝つ」と言う気迫が勝ったのでしょう。サヨナラホームランを打った高橋由伸は、これがプロ野球生活はおろか人生で初のサヨナラホームランだそうで、試合後のヒーローインタビューでも興奮冷めやらぬ感じでした。



9回表を終わってこのスコア、試合前までは一体誰が予想したでしょうか。


そりゃこんな試合展開じゃ寝ちゃうよな…。(毎年このシリーズやろうかと思います。)


同点に追い付くレフト前ヒットを打った郭俊佑の打席。よくボールを見極めてます。


ヒーローインタビューは勿論この人、高橋由伸です。誰が何と言おうと高橋由伸です。


どのような展開になるか完全にわからなくなった今回のアジアシリーズ、これからの観戦が非常に楽しみとなったわけですが、やはり野球はこうでなくっちゃ!ですね。

と言うわけでアジアシリーズ初日のレポートはこの辺りで失礼をば…。



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試合前の中華民国(台湾)の国旗歌斉唱。テンポ間違えてる人達がいます。ちゃんと聴きましょう。


ブリトーの応援にあるこのチアリーダーの悩ましい振り付け、危険です…萌え〜。


劉芙豪のホームランと陽森(ヤンセン)の応援。振り付けも簡単。陽森Go!×2 陽森陽森Go Go Go!!


まさかとは思ってましたが、高橋由伸がサヨナラホームランを打っちゃいました。很酷啊!
2008/11/13(Thu) 21:04:25 | 野球
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